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平松真実(MHエステイト株式会社代表取締役)が教える鍵交換の必要性

平松真実

MHエステイト株式会社の代表取締役である平松真実社長は、間取り図を細かく見ているお客さんから色々な質問を受けます。最近になって増えたのが鍵交換についてです。鍵交換を行うことでセキュリティ面を高めることにつながりますが、鍵交換には費用がかかるため、これは必要なのかとお客さんたちは考えています。

 

なぜ鍵交換は必要で、費用負担をお客さん側がしないといけないのか、平松真実社長が解説します。

費用負担は「賃貸人の負担が妥当」とあるが

平松真実

平松真実社長にとって一番頭を悩ませるのが賃貸トラブル。お互いが主張をぶつけ合い、時に裁判に発展するなど、面倒なことになりがちです。特にトラブルになりやすいのが原状回復であり、原状回復を巡るバトルは平松真実社長も経験しています。

 

鍵交換に関して、国土交通省が定めた原状回復に関するガイドラインでは鍵交換について、「賃貸人の負担が妥当」としています。この場合の賃貸人はオーナーとなるので、オーナーが鍵交換費用を支払うのが妥当であるとしています。

 

これを見た人は、借主が鍵交換費用を出すのは不当だ!と思うかもしれませんが、ガイドラインに法的拘束力がないこと。確かにガイドラインでは賃貸人の負担が妥当であるとしていても、最終的にはオーナーと借主間の契約となるので、はっきり言ってしまえば無視してもお咎めはないわけです。

 

要はオーナーと借主間で折り合いをつけてくれればいいというもので、借主側が鍵交換費用の有無をリサーチし、納得がいかなければ別の物件を探すような対応が求められます。

そもそも鍵交換は必要なのか

平松真実

多くの人が気になるのはそもそも鍵交換は必要なのかという点についてです。結論から言えば、鍵交換はできるだけしておくべきです。その理由は明白で、前の住人が合鍵をいくつか作っている場合にその合鍵を使って侵入してくるケースがあるからです。

 

例えば、前の住人が男性で、新しい住人が女性、鍵交換はしていなかったとした場合、前の住人は女性の存在をつかみ、しかも、鍵は変わっていないとわかれば、場合によっては乱暴をするために侵入する可能性があります。

 

一方でこのような前提と全く異なる考え方として、合鍵をなくしたケースも考えるべきでしょう。万が一なくしてしまった時、鍵交換もせずに放置していたらその合鍵を使われて侵入してくるケースだってあり得るのです。

 

だからこそ、平松真実社長は鍵交換はしておくべきで、あとは借主にいかに説得をしていくかにかかっていると言います。

鍵交換費用の費用対効果は高い

平松真実

平松真実社長も鍵交換費用に対するクレームを受けることがありますが、その際に必ず伝えることがあると言います。それはコスパがいい、費用対効果が高いという点です。実際、鍵交換費用はだいたい2万円ほどで、最初に費用がかかるだけで更新のたびに交換する必要がありません。

 

たとえ2年おきに引っ越しをするとしても毎月1000円も満たないですし、4年となれば月々500円程度です。これらの金額で前の住人がいたずらでやってくるなど、不安な思いをしなくて済みます。

 

前の住人なんか来ないだろうと思う人もいるのですが、実際にそのような事件も過去には起きており、決してバカにはできませんし、リスクを限りなくゼロにすることはとても大事です。初期費用こそそれなりにかかりますが、安全を買うという観点で考えれば、そこまで高い費用とは言い難く、説得はしやすいと平松真実社長は考えます。